Site Loader

前回、スペイン語勉強法①として「スペイン語が読めるようになるために実践していた勉強法」をご紹介しましたが、今回はわたしが「スペイン語が聴き取れるようになるために実践していた方法」をご紹介してみたいと思います。

スペイン語学習者さんの中には「どうやったらネイティブのスペイン人の会話についていけるのか」「どうやったらドラマで言ってることが分かるようになるんだろうか」と悩んでいる方も少なくないと思いますが、わたしももちろん例に漏れずそんなことを考えながら過ごした時期がありました。

どうにか次のステップに行きたい!と思っていたある日、その対策としてやっぱり耳を慣らさないとだめなんだな、だったらやっぱり映画だとかドラマを観まくるのが一番じゃないかと思いついたのです。ただ単にダラダラと観るよりまず台本を読んで会話を一通り頭に入れてから観たらもっと分かるかも!と、まさにその足で本屋さんへ直行。もちろんその時はスペイン映画の台本との出会いを期待していましたが、読破できそう!と思わせてくれた一冊はなんと「パルプフィクション」のスクリプトでした(オリジナルは英語ですが、そこにはたまたまスペイン語翻訳版というのがあったので)。

これならスラングもいっぱい出てくるだろうし、絶対うまくいきそう!とワクワクしながらそのままベッドにゴロンとなって読み始めたのですが、なんと自分でも驚いたことに、いつもなら本を読み始めた瞬間に始まる「あ、これ何言ってるんだか分かんない」「げ。辞書辞書。」みたいなのがほぼなかったのです。すでにこの映画は観ていたので多少単語が分からなくてもそれぞれの場面がすぐに想像できたというのがその理由なわけですが、台本の中でのシーンの説明は過去形も未来形もなくいたってシンプルな上、セリフの前には誰が喋ってるのかちゃんと書いてあるのでほーんとに分かりやすくて面白くて3日ほどで完読し、もちろん次の週末は家でじっくりビデオ鑑賞。事前学習のおかげで字幕がなくても会話についていけて、たまにつまると手元の本を見直して。そんな感じで一人でもほんとに楽しみながら読みとヒアリングをしっかりと勉強することができたのです。

今はインターネットさえあれば色んなジャンルの映画をスペイン語設定に変えて見られますよね。「ネイティブの話し言葉が聞き取れない」と思っている方には、是非オススメしたい方法です。

ではせっかくなので、ここまで読んでくださったみなさんにパルプフィクションのユマ・サーマン(Mia Wallace)とジョン・トラボルタ(Vincent Vega)の名場面、気まずい沈黙のシーンをお届けします。¡Disfrutad!


M.W.: – ¿No los odias?
V.V.: – ¿El qué?
M.W.: – Estos incómodos silencios… ¿Por qué creemos que es necesario decir gilipolleces para estar cómodos?
V.V.: – No lo sé, es una buena pregunta…
M.W.: – Entonces sabes que has dado con una persona especial. Puedes estar callado durante un puto minuto y compartir el silencio.
V.V.: – No creo que hayamos llegado a tanto aun, pero no te preocupes, acabamos de conocernos.
M.W.: – Haremos esto: Yo voy al servicio a “empolvarme la nariz”, tu quédate aquí y piensa algo que decir.
V.V.: – Eso haré.
M.W.: – Vale.

投稿者 : Madoka

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です