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アメリカ発祥のブラックフライデーがスペインに入ってきたのは2010年ごろ。当初は大型家電量販店などでテレビやPCが安くなる程度の3日間だけの限定セールのような感じでしたが、いつのまにか大型セールとして定着し、今ではほとんどの商店やデパート、eコマース、ホテルなどの観光、レストラン、車の販売店などでもブラックフライデーセールが行われています。いくつかの銀行のサイトを見たところ、驚いたことにこの時期限定の買い物に適用される「ブラックフライデー特別クレジット」などのサービスも提供していました。


ブラックフライデーセールは11月の最終金曜日前後に行われますが、一説には夏のバケーションでお金を使い果たし、新学期の始まる9月で教科書代や学費で貯金を削ってしまい、消費者は「節約しなきゃ」と思う一方、売る側は9月から11月にかけて商品の値段を少しづつ上げていき、11月の中旬にマックスまで上げたところで(この頃は消費者はもう「何もかも高くてやんなるなー」と嘆いている状態ですね)、このブラックフライデーで一気に通常の値段に下げることで、みんなが「おー!安い安い」と飛びつくという消費者心理をコントロールした商戦だとも言われています。また、ひと月後に訪れるクリスマスに向かってその後物価はますます上がっていくので、その前にプレゼントなどはここでゲットしてしまおうと考えている人も多いようです。

昨年のブラックフライデーにマドリード=ローマ往復40ユーロという航空券を買った友人もいるので、私も次の週末は家にこもって来年の春から夏にかけての旅行をプラニングしながら安い航空券やホテルを見つけられたらいいなーと思っています。スペインは観光王国なのでホテルの数も多く、55%オフなどで予約が取れるところもあるようです!

とにもかくにも、この時期スペインで買い物をする機会のある方は、blackfriday という言葉を検索に含んで料金比較をしてみるとお得なお買い物ができそうです。ちなみに、viernes negro(黒い金曜日) とは誰も言いませんのであしからず。

投稿者 : Madoka

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